ヨガをはじめたい!何から揃えればいいの?
何もなくても始められるのがヨガ。
ヨガに必要なものは本当にシンプルです。ヨガマットさえあればいつでもどこでも始められるのがヨガのいいところ。上級者になると、マットもなしで外の大地で行うこともあります。
ヨガマットが開発される以前は、インドではマットの代わりにコットンの敷物が使われていました。しかも、それは屋外でのみ。屋内では何も敷かないのが普通でした。
しかし、ポーズによっては手足が滑ってしまい、ヨガで一番大切な「集中すること」から気が逸れてしまうため、安定してポーズが取れるようにと発案されたのがヨガマットです。
ヨガに最低限必要なものは?
基本的には、ヨガマットがあればOK
床でそのままポーズを取るのは、初心者にはとても危険です。ヨガが続けられそうかどうか試しに簡単なポーズをとってみて、慣れてきたら安全のためにも、早めにヨガマットを用意しましょう。
ヨガは呼吸や身体に意識を向けるのがポイント。ポーズの途中で手足が「滑らないように!」と気をつけていると、せっかくのヨガの集中が途切れてしまいます。
ヨガの効果を実感するためにも、グリップ力のあるヨガマットがおすすめです。初心者は厚めの6mm厚を選ぶと安心ですよ。
クラスに行くようになったり、もっと本格的にヨガを学びたくなったら、ヨガウェアや補助器具を導入するのもおすすめです。動きやすい格好であればなんでも良いとはいえ、より動きやすくリラックスできるウェアが一つあると、ヨガへの取り組み方も変わってきます。
[ 参考ページ ]
初心者は3mm?6mm?おすすめヨガマットの選び方
ヨガに適した環境と場所は?
おうちでも外でもできるのがヨガ。青空ヨガも寺ヨガも気持ちいい。
いつでもどこでも気軽に始めるなら家ヨガがおすすめです。
朝起きた時や、夜の寝る前など、自分の都合の良い時間で始められます。
ですが、電話がかかってきたり、ついついスマホに夢中になってしまったりと、集中を妨げるものが多いのも家ヨガ。
できれば、ヨガをするときには、光のたくさん入る窓で空気の入れ替えをしながら、夜なら白熱灯などの柔らかな明かりの下で行いましょう。
物の少ないシンプルな部屋で、意識が自分の身体に集中できる環境を用意できるのがベスト。ヨガのため…と断捨離するのは大げさかもしれませんが、これを機に物を捨ててみるのもいいですね。(ちなみに「断捨離」もインド発祥の教えです)
ヨガのクラスに通うのもおすすめ
私は週に1回の仕事帰りに行けるヨガレッスンに通っています。家でやるよりも集中力が格段に上がり、先生から直接の指導を受けられるのもポイント。ただポーズを取るだけではなく、ヨガの考え方や座学も話してくれる先生だと、よりヨガを楽しめます。
大抵は10〜20人のグループで行うレッスンなので、同じ目的を持った方と仲良くなれます。とはいえ、ヨガで大切なのは周りと比べないこと。グループレッスンは「みんなでワイワイ楽しく」というよりは、同じ空間で静かに時を過ごせる喜びの方が大きいような気がします。
青空の下で行うヨガや、お寺で朝から行うヨガなど、色々なところでイベントが開催されています。気になったものに足を運んでみるのもいいかもしれませんね。
さらにヨガを楽しむためのヨガグッズは?
初心者は、ヨガベルトとヨガブロックがあるとベスト
私がヨガマット、ヨガウェアの次に購入したのがヨガベルトです。
始めの頃は身体も硬く、筋肉も弱かったため、前屈もうまくできませんでした。足にベルトを引っ掛けて足の筋肉を伸ばし、ダウンドッグのポーズが取れるようになったことも。
ヨガベルトは、体が硬い人向け。足に引っ掛けたり、体を固定するときなど、使用用途が広いです。
ヨガブロックは、前屈で床に手が届かない時や、お尻の下やかかとの下に置いてポーズを補助するもの。
ボルスターは、休息姿勢をサポートする硬くて長いクッションのようなもの。背骨の下にボルスターを置いて仰向けになると、横隔膜や胸が開き、楽に呼吸ができるようになります。
ザブは、瞑想用クッション。蓮華座や安楽座などの座法が取りやすくなり、より瞑想への集中が高まります。
必要になったら購入する程度でOK
ヨガでは「正しくポーズを取ること」よりも、「無理をしない」ことが重要とされています。これらのサポートグッズは、体の柔軟性や年齢に関係なく、全ての人が「無理なく」ポーズを取るために考案されたものです。
色々なポーズを試してみて、必要になれば、その都度買い足していくのが良いと思います。