三日月のポーズ
Anjaneyasana / アンジャネーヤ・アーサナ
このページでは、三日月のポーズの意味、効果、ポーズ・やり方、実際にやってみたときのポイントの解説をしていきます。
三日月のポーズの意味は?
背中のラインを三日月に!サルの王様という意味も。
腕を後ろに引き、背中のラインを三日月のような形にするこのポーズ。三日月という意味かと思いますが、サンスクリット語である「アンジャネーヤ・アーサナ」の「アンジャネーヤ」は、インド神話におけるサル族の王様の名前です。サルの勇者のポーズと似たポーズでもあります。
三日月のポーズは何に効果があるの?
三日月のポーズは、肩こりの緩和と体幹強化に効果があります。
- 体幹の強化
- 肩こりの緩和
- 背中・二の腕の引き締め
- 体前面の伸ばし
【禁忌】心臓の疾患、ひざのトラブル、股関節の損傷
三日月のポーズ・やり方
三日月のポーズは上体を反らしながら背中で弧を描くポーズ。下半身の強化に◎
足の裏全体に体重をかけるようにして立つ。背筋はまっすぐ伸ばし、両手を腰に添える。
重心はかかと寄りに。左右の腰骨の高さが水平になるように鏡を見て。
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左足を大きく一歩後ろへ。
背筋はぴんと伸ばしたまま。後ろのひざは骨盤よりも後ろにあるようにして。
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右ひざを曲げて、右足を挟むようにして両手を床に。手は指先だけをつけた状態で。
右ひざの下に右のかかとがくるように左足の足幅を調整しましょう。後ろのひざはかかとを立てたまま、ぐっと後ろへ押し出すような気持ちで。
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息を吸いながら上体を起こし、両手は腰に添えて息を吐く。肩と骨盤が床に対してまっすぐ水平になっているかチェックしましょう。
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息を吸いながら、両手を天井へ。胸を前に押し出すようにして、重心を前に移動させると、右の股関節の伸びを感じやすい。左右の太ももを一直線にするように大きく開きましょう。反対側も同様に行います。
三日月のポーズのポイント
三日月のポーズは、腰だけで反らせずに、重心移動で。
背中の湾曲を意識しすぎるあまり、腰だけで反らせてしまいがちですが、重心を前に移動させて右足に重心を乗せるように意識すると、楽に上体が伸びやすくなります。二の腕は後ろに引くようにしましょう。
股関節に伸びが入るポーズです。股関節に違和感がある場合は、腕を無理に上げずに腰に添えたまま、右足を外側へ移動させて腰幅を広く保つとぐらぐらしませんゆっくりと呼吸を繰り返しましょう。