ヨガの瞑想 基本のやり方 | 初ヨガ!ダイエット

瞑想をやってみたいけど、やり方がわからないし、「今に集中する」ってどういうこと?瞑想は何のためにやるの?いつやるの?瞑想に適した時間や場所は?雑念が浮かんでもいいの?実際のやり方は?など、瞑想が初めての方に向けて解説します。

 

瞑想はなぜやるの?

普段外側に向いている感覚を、自分の内側に向けるため

 

生きていく上で、私たちは五感を使って生活しています。目から入ってくる刺激的な広告、耳から入ってくるテレビの悲惨なニュース、こうであらねばならないといった考え方など。日々多くの情報を得ていますが、今の時代は情報過多であり、全世界の情報の総量は1年半で約2倍のスピードで増えています。

 

多くの情報で溢れているからこそ、今の私たちに必要なのは「自分が本当に必要なもの」の取捨選択を行うこと。

 

そのためには、自分の心を静かにし、内面を見つめ、今この瞬間に意識を集中させます。ツライ、痛い、悲しい、あの人が嫌い、なぜ私にだけこんな悲劇が起こるのか、といった様々な悩みや感情を自分と切り離し、あるがままの自分を受け入れ、今に集中する時間が瞑想です。

 

瞑想はいつやるの?

最もよいのは朝。夕方でもOK。

 

瞑想を行う時間帯で一番よいのは朝4?6時です。身体は朝の4時に肝臓が働き始め、血液の動きが活発になります。

 

植物が目覚め、鳥の声が聞こえ始める朝は、プラーナ(エネルギー)が大気中に満ちている状態。澄んだ空気の中で日の出とともに行う瞑想がよいでしょう。

 

時間が取れない時は、夕方でもOKです。

 

瞑想の時間はどのくらいするの?

最低20分を目安に

 

慣れないうちは5分が限界という方も多いですが、座って落ち着くまでに5分、脳がリラックスしている時に出るα波に変わるまでに15分かかるため、最低でも20分を目安にしましょう。

 

瞑想は一日何回、何時間行ってもOK。
雑念が消えて、もう出てこなくなったなーと感じるようになった時が、頭がクリアになったサイン。雑念や悩みの多さにもよりますが、20分ほどで落ち着く方が多いようです。

 

瞑想は一人でするの?

慣れないうちはグループでも

 

もちろん一人で行ってもOKですが、慣れない間はサークルやワークショップで始めてみてもいいでしょう。

 

仲間とやることで集中力が上がり、瞑想状態になりやすい上に、わからないことを気軽に聞ける関係がいいですね。

 

瞑想するときの正しい姿勢は?

背筋を伸ばして、好きな坐法で

 

背筋を伸ばして行います。
足は蓮華座でも、胡座でも、自分がやりやすく集中しやすい座り方でOK。ザフという瞑想用のクッションがあればそれを使っても。

 

瞑想の最終ゴールは、いかなる状況、どんな時でもできるのが目標です。ヨガのポーズの数々は瞑想のためのものなので、ポーズを取って集中している時間も瞑想と言えます。

 

瞑想するときのおすすめの場所や環境は?

静かで落ち着く場所を選んで

 

最初のうちは、光がたくさん入る静かな場所を選ぶと、集中しやすいでしょう。部屋の中で行う時は窓辺がベスト。朝、東南の方角に向いて行います。

 

夜に行う時は、真っ暗にするか、白熱灯やロウソク程度の弱めの明かりで行いましょう。

 

とはいえ、落ち着く場所であればどこでもOK。最終的には、どんな場所でも瞑想できるのがベストです。森の中で行う方もいますし、お寺でワークショップをされているところも最近では増えています。

ヨガの瞑想 基本のやり方

1.背筋を伸ばして座ります。蓮華座でも胡座でも、自分が楽な姿勢でOK。
2.印を結びます。
3.目を閉じて、心が静かに落ち着くまで、ゆっくりとした呼吸を何度も繰り返します。
4.落ち着いたらそのまま何も考えずに静かに呼吸をしましょう。
5.雑念が浮かんでも、それに抗おうとはせずにあるがままに眺めます。
6.眺めていると、ふっと消えて、また新たな雑念が浮かびますが、それもあるがままに眺めましょう。
7.雑念が消えて、無の空間が広がり、心が穏やかに、頭がクリアになったように感じたら目を開けましょう。

 

頭や心がザワザワしている時は、それだけ悩みが多く疲弊している証拠。毎日瞑想を行っていると、日によって雑念が多かったり、短時間で済んでしまうこともあります。そのときの自分の心の状態が自然とわかるようになりますよ。

 

雑念が浮かんでしまってもいいの?

雑念はあって当たり前

 

生きている以上、何も考えないようにするのは難しく、雑念はあって当たり前です。大切なのは、雑念が浮かんでもそれを判断せずに、あるがままに眺め、観察すること。自分とは切り離して考え、1つの感情としてそれを眺めます。

 

呼吸に集中する瞑想法、マントラを唱える瞑想法、座禅など様々な瞑想法がありますので、一通り試してみて自分に合ったものを選びましょう。

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