太陽礼拝
SuryaNamaskar / スーリヤ・ナマスカーラ
このページでは、太陽礼拝のポーズの意味、効果、ポーズ・やり方、実際にやってみたときのポイントの解説をしていきます。
太陽礼拝の意味は?
太陽に対して祈りを捧げる意味が込められたアーサナ(ポーズ)です。
「スーリヤ」は太陽、「ナマスカーラ」は礼拝、あいさつの意味のサンスクリット語。ヨガの起源であるインドでは、太陽は「神」のひとつとされていて、とてもエネルギーのあるもの。朝日が昇るととも陽の光を浴びる、お祈りをすると良いとされています。
太陽礼拝を一通り終えただけでも、気持ちが安定し、自分を客観的に見れたり、頭がスッキリとした気分を味わうことができるでしょう。
太陽礼拝は何に効果があるの?
太陽礼拝は体の様々な部位を伸ばすポーズで構成され、体のむくみがとれたり、心がスッキリとする効果があります。
- 体の全身を伸ばす
- 顔や体のむくみをとる
- 心がスッキリとさわやかになる
太陽礼拝のポーズ・やり方
太陽礼拝は、基本のポーズばかりで構成されている初心者向けのアーサナ(ポーズ)です。
背筋をまっすぐ伸ばして立ち、
両腕はおろす。両足はマットに。
お腹をぐっと上に引き上げるようにして、一息深呼吸。
リラックスして立つ。
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体の前で両手親指を引っかけて、手のひらはパー。
大きく息を吸って、その手を上へ。
手のひらを正面に見せるようにして腕を伸ばす。目線は指先。
ヒジをしっかり伸ばしましょう。
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息を吐きながら、両腕を下へおろす。
手のひらをマットにつけそうならつく。
頭頂部は床に向けて、目線は鼻の先。
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息を吸って、
手のひらをマットにつけたまま、
顔を上げ、正面を見る。
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息を吐きながら、
両足を後ろへジャンプ!足の指は立てて、手のひらはマットに。
ワキをしっかり締めて、お腹をぐっと引き締める。
腕の力ではなく、お腹で体を支えるように、視線は正面を見る。
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息を吸いながら、体を反らしてアゴを天井に向ける。
足の甲はマットにつける。
腰痛の人は無理をしないように。
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息を吐きながら、お尻をぐっと持ち上げる。
ヒザのうらをできるだけピンと伸ばして、足の裏をつける。
目線は両手の間に。
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息を吸いながら、
両手、両足を寄せ合い、もう一度ヒザ裏をピンと伸ばす。
手のひらは床についたまま。
目線は顔を上げて正面を見る。
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息を吐きながら、頭を下げて、前屈のポーズ。
手のひらは床に。
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息を吸いながら、両手を横に広げ、弧を描くようにして上へ。
頭の上で両手を合わせて、ヒジをピンと伸ばす。
目線は指先を見る。
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息を吐きながら、両腕をおろす。
ここまでが太陽礼拝の一連のポーズ。
これを3回繰り返しましょう。さらにできそうなら、5回繰り返しましょう。
太陽礼拝のポイント
太陽礼拝は、ひとつのポーズを取って、ひとつ呼吸をするのがポイントです。
ヨガで大切なことはきちんと息を吸って、吐くこと。
ポーズがしっかり取れなくても、手のひらがつかなくてもOK。
体の動きに合わせて息をすることを覚えていき、より深く呼吸をするためにポーズを取っていると思えばいいですよ。
息を吸う長さと、吐く長さを均等にするように心がけて。