木のポーズ
Vrksasana / ヴリクシャ・アーサナ
このページでは、木のポーズの意味、効果、ポーズ・やり方、実際にやってみたときのポイントの解説をしていきます。
木のポーズの意味は?
「ヴリクシャ」とは「木」のこと。
サンスクリット語で「ヴリクシャ」とは「木」を意味します。大地から真っすぐに立つ大木のように身体を一本の足で支えるポーズです。
木のポーズは何に効果があるの?
木のポーズは、姿勢を整え、足全体の筋肉を鍛える効果あり。
- 骨盤を整える
- 足全体の筋力強化
- バランス感覚を養う
- 集中力アップ
【禁忌】ひざのトラブル、股関節に痛みがある場合、骨粗しょう症、平衡障害、内耳疾患
木のポーズ・やり方
木のポーズは、両足同士で押し合うようにしてバランスをとりましょう。
両足の裏でしっかりと立つ
足の指を開き、しっかりと床を押すようにして立ちます。親指の付け根と、小指からかかとにかけての外側のラインに力が入るように意識します。
背筋は伸ばして、深呼吸。
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右のつまさきを立てる
両手は腰に置き、右のつまさきを立てます。
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右の股関節を開く
右のひざをゆるめ、右足の付け根から90度、外側に開くようにして股関節を開きます。左右の腰が床と平行になるように意識しましょう。
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右足裏を太ももまで上げる
右の足裏を、左の太ももの内側につけます。かかとの真下につま先がくるように。足裏と太ももで押し合うようにして立つとバランスがとりやすいです。このときも、腰骨の位置は水平になるよう、腰に力を入れて、骨盤を安定させましょう。
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両手を上げる
息を吸いながら、両手を天井へ。手のひらを後ろへ見せるように回旋させると、胸が開きやすくなります。肩の力は抜いて、首を長く保ちましょう。
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両手を合掌でもOK
両掌を合掌して、上へ上げてもOKです。バランスのとりやすい方を選んで。
力を抜いて、この姿勢のまま呼吸を3回繰り返しましょう。
反対側も同様に行います。
木のポーズのポイント
バランスがとりにくい場合は、ひざやくるぶしに置いて。
一本足でバランスがとりにくい時は、足の位置を調整しましょう。ひざやくるぶしに置いて、上げている足の裏と、もう一方の足全体で押し合うようにするとバランスがとりやすくなります。
【NGポーズ】
曲げている方の足を、太ももに乗せたり、ひざの「横」にあてると、軸足に負担がかかってしまうので他の位置で調整してくださいね。